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百済王の亡命伝説!美郷町南郷区の師走祭りに参加しました!
1月22日(金)に美郷町南郷区で開催された師走祭りに参加しました。師走祭りは、木城町の比木神社に祭られている百済王の王子・福智王が、美郷町南郷区の神門神社に祭られている百済王の父・禎嘉王に、年に一度、巡行面会に来るというお祭りです。百済伝説は、西暦660年に朝鮮半島の百済が、唐と新羅の連合軍に攻め滅ぼされ、多くの王族や部族が日本の畿内へ亡命し、日本国内の政変を受け、禎嘉王は美郷町南郷区へ福智王子は木城町にとそれぞれ亡命したとの伝説を基に構成されているものです。お祭りのメーンは、田んぼの中に設けられた「やぐら」(低いもので3メートル、高くなると7〜8メートルの高さで、竹や木々で三角柱を組み、その回りを杉の葉っぱで覆い燃えやすくしたもの)を組み、陽が落ちあたりが暗くなる頃に「やぐら」に点火し福智王一行を迎えるといった迎え火の行事です。この燃え上がる火は、神幸故事によると王を外敵から火と煙で護ったということに由来しているとか。やぐらは、公民館、地区、同窓会、青年団、学校等々の有志が力を合わせて組み立てたもので、20数基が夜空を焦がしました。当NPOも、南郷地区に山づくりでご協力いただいていることもあり、南郷山づくり実行委員会の皆さんと一緒になって、やぐらを作り、燃え上がる火を眺め、しばし百済伝説の伝統行事を満喫しました。当NPOの活動も、この火のように勢いよく燃え上がる活動を今年もやっていきたいと考えております。当ホームページご愛顧の皆様のご支援、ご協力を宜しくお願いいたします。(文責:田中義久)
[2010年01月26日]