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去る５月２５日（水）に平成２２年度の事業報告と平成２３年度の事業計画を審議する通常総会を開催しました。平成２０年７月にスタートした当ＮＰＯも今年の７月で丸３年となります。昨年は口蹄疫で各地のイベント等行事の中止が相次ぎましたが、口蹄疫が発生していない高千穂町の武道館で上田正樹コンサートを開催し、８月には美郷町南郷区の小丸川でウナギの放流とウナギつかみ取りの行事を開催しました。いずれのイベントも盛会に開催でき、口蹄疫で意気消沈した地域の元気回復と活性化に寄与することができました。また、天然ウナギの卵発見で世界的に権威のある英科学誌ネイチャーコミュニケーエションズに発表され広くマスコミに取り上げられた、東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授による講演会を開催し、ウナギに関する知識の習得と教育効果を高めることができました。さらに、塚本教授が会長を務めておられる東アジア鰻資源協議会（中国、韓国、台湾、日本の４カ国）が実施するシラスウナギ資源調査を支援協力することで、延岡市の沖田川でシラスウナギの試験採捕を実施しました。この調査は、今後とも継続して毎月新月の日に定期的に実施していくこととしています。２３年度はシラスウナギの試験採捕調査の外、
ウナギの資源保護対策として、ウナギの放流や親ウナギ育成の試験研究への取り組みを行うこととしました。（文責：田中義久）

[2011年06月03日]