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新たなウナギ研究を目指し美郷町とウナギ研究推進の協定を締結しました!

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当法人では、事業の一環としてウナギに関する様々な調査研究を行うことを標榜しております。昨日7月28日(木)に美郷町南郷区の渡川地区に「ウナギの研究施設」を建設することで美郷町との間で事業推進に関わる協定書を締結しました。研究施設は自然を生かした環境下でウナギの育成状況を調べるとともに、河川への放流を通してウナギの生態動向調査を実施する等、ウナギ資源が減少している現実を受け止め、その増殖の道筋と併せてウナギの資源保護に努めることを狙いとしています。研究施設並びに研究内容等については、ウナギの産卵場調査で産卵場所を西マリアナ諸島西方沖と特定し、ついに天然ウナギの卵発見で世界的な脚光を浴びておられる東京大学大気海洋研究所教授の塚本勝巳先生を主幹とするウナギ研究チームの指導助言をいただきながら進めることとしています。ウナギの育成池の建設用地については町有地を借り上げ、研究デ−ターの整理や分析、資料の整備等については、閉校となった小学校の跡地を有効活用することとし、地域の自然と一体化した癒しと潤いのある環境整備を行っていくこととしています。近い将来、この研究所一帯がウナギ研究として脚光を浴び中山間地域の地域興しの起爆剤になるよう協定を通して確認がなされたところです。この日は、協定調印式に先立ち、東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授並びに同研究所の青山潤特任准教授及び日本鰻協会の吉島重鐵顧問の講演会が開催され、300人を越す参加者がウナギを巡る昨今の情勢やウナギの産卵の不思議について興味深く熱心に拝聴されました。当NPOの取り組みがウナギ研究の新たな一ページを開き、大きく前進できるようその整備に努めて行く所存です。(文責:田中義久)


[2011年07月29日]

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