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５月３１日（木）に平成２３年度の事業報告と平成２４年度の事業計画を審議する通常総会を開催しました。平成２０年７月にスタートした当ＮＰＯも今年の７月で丸４年となります。ここ数年ウナギの稚魚であるシラスウナギが不漁で、採捕〜養殖〜流通〜消費のウナギ業界を取り巻く様々な憂慮すべき事態が大きくクローズアップされています。不漁の原因は乱獲説、環境悪化説、気象変動説が主な原因として取りざたされています。このまま行けば、ヨーロッパウナギがワシントン条約で捕獲輸出入が禁止されたと同じ道をたどるといったことになりかねません。このような中にあって、今の時期にウナギの保護対策を講じる対策を構築していくことが喫緊の課題となっています。このような中にあって、当ＮＰＯは、昨年７月に美郷町との間で親ウナギ研究を行うための研究所の建設計画について協定書を結び、１０月に起工式を挙行いたしました。現在、土地の取得や水利権取得さらには旧校舎の耐震性についての診断等の手続きを鋭意進めているところです。この間に、東京大学博物館が所有しているウナギの資料を常設展示する構想とモバイアルミューージアムを開催する構想が具現化することとなり、その諸手続きを並行して行っているところです。２４年度は当ＮＰＯにとって大きな飛躍の年になりそうです。世界初の試みとなります親ウナギの研究は新たなウナギ研究の１ページを開くものであり、国内外の関係者から多くの期待と注目を浴びております。研究には長い歳月と研究費用を必要とします。このホームページをご覧いただきいている皆さん、ウナギの不思議の謎解きを一緒にしてみませんか。皆様のご支援ご寄付を心からお待ち申し上げております。（文責：田中義久）

[2012年06月01日]