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平成25年の通常総会を開催しました!
去る5月27日(月)に平成24年度の事業報告と平成25年度の事業計画を審議する通常総会を開催いたしました。24年度は美郷町南郷区での親ウナギ研究所の開所に向けた水利権取得等のための諸手続きを進めて参りました。また、開所に向けたウナギ資料の展示設計や東京大学総合研究博物館のモバイルミュージアムについての協議を継続して行ってきました。この30日〜31日に宮崎大学で開催された国立大学の大学博物館等協議会の2013年度大会で、東京大学総合研究博物館の洪恒夫特任教授より「学校廃校を利用した地域連携型博物館〜宮崎県美郷町の事例」として研究発表が行われました。全国国立大学の皆様の前で発表いただいたことで、宮崎県美郷町の知名度アップはもとより、親ウナギ研究所の存在も一段とクローズアップされたものと嬉しく存じます。25年度は、この8月に親ウナギ研究所を開所することで最後の追い込みにかかることとしております。また、ニホンウナギのシラスウナギの科学的データーを蓄積し、新たなウナギの実態解明に迫る東アジア鰻資源協議会のウナギプロジェクトに参画し、シラスウナギの来遊量調査を継続することといたします。ここ数年のシラスウナギの不漁は、日本の伝統的食文化であったウナギ食文化を揺るがしかねない状況となっています。ウナギを愛する多くの関係者からの待望の声が日増しに強まってきています。産学官協働で展開する地域連携型の本事業は、研究〜展示〜学習という新たな事業スキムとして、その効果が期待されています。(文責:田中義久)
[2013年05月31日]