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国際うなぎLABO(研究所)がスタートしました!

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10月21日(月)に宮崎県美郷町南郷区上渡川に、親ウナギの研究所を開所いたしました。名称は「国際うなぎLAB0」と称します。「国際」は、親ウナギの増殖技術に特化した研究は、これまで日本のみならず世界において研究されていない初の試みであることから、「国際」を頭に、「LAB0」は、英語のLABORATORY(実験室、試験所、室)の略語として表すこととしました。英語表示で、「INTERNATIONAL EEL SCIENCE LABORATORY:インターナショナル イール サイエンス ラボラトリ」となります。所長には、日本のうなぎの研究の第一人者で世界で初めてウナギの産卵場所を特定し、天然ウナギの卵発見の快挙を成し遂げられた、塚本克己先生(現日本大学教授、前東京大学大気海洋研究所教授)に就任して頂くことになりました。これから、ここを拠点として、親ウナギに関する様々な試験研究がスタートします。かって、人類が初めて月面に降り立った宇宙飛行士アームストロング船長は「これは一人の人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と言いました。ここからの親ウナギ研究は、まだまだ不思議なウナギの謎をひもといていく挑戦であり、新たな「ウナギ研究の偉大な飛躍」になるものと確信しております。また、これまで東京大学総合研究博物館が管理していたウナギに関する貴重な資料を、ここ研究所に常設展示することとしております。地方においてウナギの魅力不思議を体感して頂く格好の場所になるものと存じます。更には、東京大学総合研究博物館が産学官共同での地域連携型博物館として「東京大学モバイルミュージアムinみやざき」をオープンして頂きました。東京大学の各種分野の学術的知見を多くの人に公開して身近に感じ体験して頂くことを基本理念としています。今後、ウナギ研究所とモバイルミュージアムが共同して、研究と教育の機能を併せ持つ施設として、多くの人に愛し利活用されることを願うものであります。(文責:田中義久)

[2013年10月23日]

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